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動画の黒帯(レターボックス)を消す方法:YouTube・Netflix対応

ビフォーアフター:ウルトラワイドモニターで左右に黒帯が出た16:9動画と、画面いっぱいに表示された同じ動画

せっかく21:9のウルトラワイドモニターを手に入れたのに、YouTubeを開いたら映像の左右に太い黒帯。Netflixで映画を再生すると、今度は上下にも黒枠が出て、画面の真ん中に小さな映像がぽつんと浮かぶ——ウルトラワイドあるあるの筆頭です。幸い、この黒帯はブラウザだけで数秒で消せます。ソフトのインストールも動画の変換も不要。この記事では、黒帯が出る理由と、無料の拡張機能で画面いっぱいに表示する手順を解説します。

なぜ黒帯が出るのか

黒帯(黒枠)が出る原因はひとつだけ。動画のアスペクト比と画面のアスペクト比が合っていないことです。ウルトラワイドモニターでは、代表的なパターンが2つあり、しかも同時に起きることがよくあります。

パターン1:16:9の動画を21:9の画面で再生(ピラーボックス)

YouTubeの動画、ドラマ、Twitchの配信など、ネット上の映像のほとんどは16:9で作られています。ところが21:9のモニターは16:9より約31%横長。プレーヤーは映像を縦いっぱいに表示し、余った左右を黒で埋めます。これが「ピラーボックス」——柱(ピラー)のような縦帯です。具体的には、3440×1440のモニターで16:9動画が使う横幅は2560ピクセルだけ。880ピクセル分の画面がただの黒になります。モニター選びの段階なら、ウルトラワイドモニターのおすすめ記事も参考にしてください。

パターン2:シネスコ映画が16:9の枠に入っている(レターボックス)

映画の多くは2.35:1や2.39:1、いわゆるシネマスコープで撮影されています。これは21:9とほぼ同じ比率。本来ならウルトラワイドモニターと相性抜群のはずです。ところがNetflixやYouTubeは、映画を16:9のコンテナに入れて配信します。つまり上下の黒帯は映像そのものに焼き込まれているのです。これが「レターボックス」。結果、21:9のモニターでは焼き込まれた上下の黒帯に加えて左右のピラーボックスまで発生し、21:9の映画が21:9の画面の中央に小さく表示されるという、なんとも皮肉な状態になります。

黒帯を消す手順:UltraWide Video拡張機能

いちばん手軽な解決策は、無料のブラウザ拡張機能 UltraWide Video です。Chrome版Edge版があり、YouTube、Netflix、Disney+、Prime Video、Twitchなど、iframe埋め込みプレーヤーを含むほぼすべてのサイトで動きます。

  1. 拡張機能をインストールする。 ストアでワンクリック。アカウント登録も初期設定も不要です。
  2. 動画を開く。 黒帯が気になるのは全画面表示のときなので、全画面にしておくのがおすすめ。
  3. 拡張機能のアイコンをクリックしてモードを選ぶ。 Zoomは縦横比を保ったまま画面いっぱいまで拡大、Stretchは横方向にだけ引き伸ばします。
  4. 微調整する。 スライダーで倍率を自由に調整できます(16:9を21:9に広げるなら1.3×前後が目安)。16:9 / 18:9 / 21:9 / 24:9 / 32:9のプリセットを使えばワンクリック。32:9はSamsung Odyssey G9のようなスーパーウルトラワイド向けです。
  5. 「Apply only in fullscreen」をオンにする(任意)。 全画面表示のときだけ拡大が効くようになり、通常のブラウジング中はページのレイアウトがそのまま保たれます。

YouTubeの動画上に開いたUltraWide Videoのポップアップ

さらに速いのがキーボードショートカット。Windowsは Ctrl + ↑/↓、Macは ⌘ + ⇧ + ↑/↓ で、ポップアップを開かずに拡大・縮小できます。設定は記憶されるので、次の動画からは最初から画面いっぱいで再生されます。

ZoomとStretch、どちらを選ぶ?

結論から言うと、ほとんどの場合はZoomです。

Zoomは縦横比を維持します。顔は顔のまま、円は円のまま。その代わり、上下の映像が少し切れます。レターボックスが焼き込まれたシネスコ映画では理想的で、切れるのはほぼ黒帯だけ。本編はほとんど無傷です。

Stretchは何も切りませんが、映像が横に伸びます。16:9を21:9にすると31%の引き伸ばしになるので、人物のアップでははっきり分かります。それでも、スポーツのスコア表示やゲーム実況のHUD、ニュースのテロップなど「画面の端まで欠けてはいけない」映像では有力な選択肢です。切り替えは一瞬なので、両方試して好みで決めるのが早道です。

正直な話:ズームすると映像は切れる

ズームはピクセルを生み出しません。16:9の映像で21:9の画面を埋めるには、映像の高さの約4分の1を上下に振り分けて切り捨てることになります。主役は画面中央にいることが多いので、普段はまず気になりません。ただし、画面下端の字幕、ニュースのテロップ、ゲームのHUDは見切れることがあります。そういう動画ではスライダーを少し戻して1.1×〜1.15×程度にするのがコツ。黒帯は細く残りますが、大事な情報は失われません。逆に2.39:1の映画なら、ズームで消えるのは焼き込まれた黒帯だけで、本編はほぼそのまま。ウルトラワイドモニターの真価が出る瞬間です。購入を迷っている人は後悔しないための完全ガイドもどうぞ。

よくある質問

ABEMAやU-NEXT、TVerでも使えますか?

使えます。UltraWide VideoはHTML5の動画プレーヤーすべてに作用するので、ABEMA、U-NEXT、TVer、ニコニコ動画などの国内サービスでも動作します。ニュースサイトに埋め込まれたiframe内のプレーヤーも検出します。

画質は劣化しませんか?

ほぼしません。拡張機能は動画を再エンコードせず、ブラウザ上の表示だけを変えます。1080pの配信は3440×1440のモニターではもともと拡大表示されており、ズームによる差はわずかです。Netflixプレミアムや4K配信なら、違いは実質的に見えません。

MacやEdgeでも使えますか?

使えます。Chrome版はMacでもそのまま動作し、ショートカットは ⌘ + ⇧ + ↑/↓ に切り替わります。EdgeにはMicrosoft公式アドオンストアに専用版があり、機能はChrome版と同じ。どちらも無料です。

UltraWide Video icon

ウルトラワイドモニターをお使いですか?

UltraWide VideoはYouTube・Netflix・Prime Videoなどあらゆるサイトの黒帯を除去。ズームまたはストレッチで動画を21:9や32:9の画面いっぱいに表示します。